試験1週間前からの復習の組み立て方
2026年9月12日
試験まで1週間。この時期にやることは、ふだんの勉強とは変わります。 新しく覚える時期は終わっていて、取りこぼしを拾う時期だからです。 範囲を頭から読み直すのは、残り7日の使い方としては重すぎます。
ここでは、7日間の組み立て方を順に書きます。 科目数や範囲の広さで変わるので、そのまま当てはめるより、 考え方を取り出して自分の状況に合わせてください。
7日前:解けない問題を洗い出す
最初の日は、覚える日ではなく調べる日にします。 範囲を一通り、問題の形で通します。速く、浅く、全部です。 このとき大事なのは、分からなかったものを直さずに進むことです。
止まって調べ始めると、最初の数ページで1日が終わります。 印だけ付けて次へ行ってください。目的は、 「残り6日で何をやればいいか」の一覧を作ることです。
印は2種類に分けると、あとが楽になります。
✕ … まったく出てこなかった。時間がかかる
△ … 迷った、うろ覚え。思い出せば戻る
この2つは、必要な時間が全然違います。まとめて扱うと配分を誤ります。
6日前〜3日前:✕を減らす
この4日間が本体です。✕を付けたものから手を付けます。 △は後回しで構いません。放っておいても、試験までにもう一度触れば戻ります。
✕のうち、意味が分かっていないものは、 覚え直す前に意味を調べ直してください。分からないまま回数を重ねても入りません。 見分け方は覚えられないときに疑う4つのことに書きました。
1日の中では、前日にやったところを最初に1回通すようにします。 5分から10分で済みます。これを挟むかどうかで、最終日の残り方が変わります。
2日前:全体を1周する
この日は範囲全体に戻ります。✕も△も○も、まとめて1周です。 ここで思ったより落ちているものが見つかります。 6日前に○だったものが出てこない、ということは普通に起きます。
1周すると、残った✕がはっきりします。数が多すぎて全部は無理だと分かったら、 この時点で捨てるものを決めてください。 配点の小さいところ、出題される可能性が低いところから外します。 前日に慌てて決めるより、この日に決めたほうが判断が冷静です。
前日:やることを絞る
前日に新しい範囲へ手を出すと、頭の中が散らかります。 2日前に残った✕だけに絞ってください。
やらないほうがいいことも書いておきます。
- まとめノートを作り直す:作る作業は覚える作業ではありません。前日にやると、1日が消えます
- 新しい問題集に手を出す:できないものが大量に出てきて、不安だけが増えます
- 徹夜:覚えたことは寝ている間に整理されます。削ると、それまでの6日ぶんが薄まります
当日の朝:思い出す順番を1回だけ通す
朝は、覚える時間ではなく取り出す練習の時間です。 ✕だったものを、答えを見ずに1回ずつ思い出します。出てこなければ答えを見て、 次へ行きます。粘らないでください。
年号や公式のように順番のあるものは、 この時間に一度通しておくと出やすくなります。
科目が複数あるとき
1日1科目に固めるより、1日に2〜3科目を混ぜるほうが、 試験本番のように「どれが来るか分からない状態で思い出す」練習になります。
ただし、混ぜるのは似ていない科目にしてください。 似た内容を続けてやると、あとで取り違えが起きやすくなります。 世界史と日本史を続けてやるより、あいだに数学を挟むほうが安全です。
7日より短いとき
残り3日なら、割合はそのままで圧縮します。
| 日 | やること |
|---|---|
| 3日前 | 範囲を速く通して、✕と△を洗い出す |
| 2日前 | ✕だけを潰す。捨てるものを決める |
| 前日 | 残った✕だけ。新しいものに手を出さない |
どれだけ短くても、最初に洗い出す時間だけは取ってください。 何が抜けているか分からないまま走ると、できるところを何度もやることになります。
アプリで管理する場合。 quizmake では、間違えた問題が「要復習」に、印を付けたものが「★ブックマーク」に たまります。1週間前の洗い出しは「全問題」で1周し、そのあとは「要復習」だけを 回すのが、この手順とそのまま噛み合います。 日ごとに出し分ける「今日の復習」は、試験が近い時期には無理に使わなくて構いません。